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《解説》 [東京の動向] 交通網の発達により、東京の学校を受験しているのは東京在住の受験生だけではないのだが、隣接県の受験状況も含めての数字が次の通り。 Aゾーン男子・前年比95.7%、Aゾーン女子・前年比96.2% Bゾーン男子・前年比91.4%、Bゾーン女子・前年比82.8% Cゾーン男子・前年比73.7%、Cゾーン女子・前年比88.3% 受験生の比率でいえば男子はA:B:Cが6:3:1、女子はA:B:Cが4:4:2であるから、明らかに男子受験生のほうに上位校志向が強いと言える。 [神奈川の動向] 都内の中学を受験する割合が減少しているとは思えない状況だが、神奈川の学校では受験生増加が目立つ。特に女子。昨年がサンデーショックの年であったため、2月1日と2月2日の受験生の動向の変化が不規則に出てしまっている感があるが、それにしても2月1日、2日の両日で受験者増という状況は事前には予想できなかったことである。昨年の神奈川受験生(女子)最上位は県内の難関校ではなく、2日に女子学院(東京・昨年比受験者数354人減)を例年よりも多数受けていた裏付けとして、今春2日から1日に受験日を移動させたフェリス、横浜共立、横浜雙葉においては減少はほとんど見られず。 であるばかりか、2月3日の受験者数が前年比125.6%と非常に高く、2月5日に至っても前年比117.8%の増加となっている。これは東京女子の2月5日が72.7%であるのとは対照的である。とはいうものの2月4日だけは大きく受験者数が減っており、断念組も多く出てしまったものと思われる。 東京同様、各校が入試日程を前倒しにして、4日以降の選択肢が狭まったぶん、神奈川女子は特に厳しい入試になったといえる。 [最後に] 短期決戦化が進む東京・神奈川の2月入試について、日程別(1日〜5日)の受験者数(午前入試)の比率を比較してみたい。以下の数字は2月1日を100として計算したものだ。 1日東京・男子100.0→2日66.5→3日46.2→4日31.0→5日15.2 1日東京・女子100.0→2日61.1→3日41.2→4日28.3→5日15.3 1日神奈川・男子100.0→2日94.9→3日83.2→4日64.2→5日47.0 1日神奈川・女子100.0→2日77.5→3日71.3→4日38.2→5日28.7 東京は男女差はそれほど見られないが、神奈川では男子の場合、それほど短期決戦な入試にはなっていない。2日に第1志望校がある受験生が多いのが神奈川男子の特徴ではあるが、それにしても5日の受験者数が1日の47%というのは相当にハードな状況。また、今春神奈川女子はとりわけ厳しい入試だったということで昨年に比べて3日で12.7ポイント、5日でも3.3ポイント受験率が上昇、男女揃ってとも短期決戦化といえる状況にはなっていない。 このように中学入試の結果分析は近年、極めて地域色の濃い、局地的な傾向が強くなっており、もはや1都3県の総論が意味をなさない。となると手っ取り早いのは学校ごとの状況把握ではないだろうか。20校程度まで志望校群を絞れれば、受験者数と結果偏差値の対比で次年度の入試がある程度、予測できるはずだ。 また、期待値の高い学校で易化する学校を探す、という無茶な命題さえ掲げなければ、入試分析は軽く目を通すにとどめ、過去問対策や押さえ校のチェックなどに傾注したほうが得策ではないだろうか。 |
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